電子書籍の最大手AmazonのKindleには読み放題のkindle unlimitedというサービスがあります。
これは「読み放題」にて読まれたページ数に応じて、報酬が与えられるシステムになっています。
でもひとつここで引っかかる部分があります。
「ページ数なんて読者が画面の大きさで文字数を変えられるし、一体何文字基準なんだ?」ということ。
同じような疑問を感じた方へ、実際に私が出版した書籍をもとに計算してみた結果をお伝えします!
kindle unlimited の報酬の仕組み
kindle unlimited(キンドルアンリミテッド)は読者が月額980円の利用料金を支払って利用することが可能な読み放題プランとなります。
もちろんKindleストアで販売されている本すべてが読み放題というわけではなく、出版した側がkindle unlimitedに登録した本のみに限られるわけですが、それでも120万冊以上の本が読み放題になるとってもお得なサービスなわけです。
そして出版した側は読まれたページ数ごとの報酬が分配されるという仕組みになっています。
この報酬は「KDPセレクトグローバル基金」から与えられることになります。
このKDPセレクトグローバル基金の額は毎月変動し、読まれる本のページ数は異なりますので、毎月の1ページ辺りの報酬額は変わってきますが、現実的にもらえる報酬は「1ページ辺り0.5円程」であると言われています。
つまり100ページ読まれれば50円、1000ページ読まれれば500円の報酬が貰えるというわけですね。
これだけ聞くとなかなか渋いインセンティブだなと感じる方も多いと思いますが、ベストセラーを獲得すると大量のアクセスが流入してきますので、かなり美味しい報酬額が期待されることとなります。
ただ「この1ページって一体何文字なの?」って疑問が私自身もの凄く疑問に感じたので、実際の書籍から計算をしてみることにしました。
Kindle読み放題での1ページ辺りの文字数とは
実際に計算をする上で、私の執筆した下記書籍を例としてあげさせていただきます。
ベストセラーを獲得した「稼げる副業のハンドブック本」になりますが、注目してほしいのが赤枠の部分。
「紙の本の長さ:169ページ」とありますよね。
そしてこの書籍の実際の文字数は「46,260文字」で構成されています。
つまり「46,260÷169」で1ページ辺りの文字数が判明するわけですが、
計算すると・・
【1ページ=273.7字】となりました!
つまり大体ですがkindle unlimitedの報酬額は、約270文字程度で0.5円となるわけですね。
つまりは小学校の作文でよく使っていた400文字詰の原稿用紙の、3/4弱程の文字数で0.5円というわけです。
もう少し突っ込んで考えてみると、「1文字=0.00185円」という計算になるわけ・・この数字だけ見ると渋い!この報酬は渋すぎる!笑
ちなみに今回の私の書籍は169ページなので、1冊読破されれば84.5円の報酬が入ってくるということになりますね。
あとは読み放題以外の純粋な書籍購入金額に対するロイヤリティも発生しますからね、とにかく前向きにがんばっていきましょう!
まとめ
今回は前々から気になっていた「Kindle Unlimited」で発生する報酬の1ページあたりの文字数について調査しました。
結果として「1ページ辺り270文字ほど」という答えが導かれましたね。
そのため1冊の本でそれなりの報酬を臨むのであれば、本のボリュームもかなり大事なポイントになってきます。
ここの数字を、読み放題の報酬に繋がるひとつの基準として捉えておくようにしましょう。
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